■想い出はサファイアブルー


いつかこの夢 かなえると
ひそかに誓った志
いまは言葉の抜け殻が
化石の顔して残るだけ
笑い話にしたいけど
歯ぎしり 地団駄ふむばかり 
名もない夜をねむるには
星のしずくに濡れている
小舟にひとりうずくまる


ここにいるのは ぼくだけど
ぼくではないような気もしてる
迷うあの日の足跡の
こどもっぽさにうろたえる
ひとりたたずむ浜があり
仲間と歩いた丘がある
恋に燃えてた日々がある
いまは静かに目をとじる
サファイアブルーの想い出さ


はずかしいけど 見たとおり
ぼくのこころは少年さ
きょうはあすへの曲がり角
風に任せて飛びたいね
ステンドグラスの絵のなかへ

飛びたいね