神々とすれちがう午後に 蝉しぐれがハタとやむ夏の午後は 時がかすむ 生きる意味が うすれ始める 街を歩けば 風のように 神さまとすれちがう だけど 気づけないのさ いつも背中で声を聴くだけ かぶりなおした帽子が風に飛ぶ… ああ ダメなぼくらでごめんなさい カラスたちが身じろがぬ夏の午後は 夢がかすむ 生きる意味が ついになくなる そぞろ歩きのまぶしさは 気の迷い 思い過ごし 河の淀みから 白くふくれた腹を上向け 海をはるかに 流れ流されてく ああ ダメなぼくらでごめんなさい 街を歩けば 風のように 神さまとすれちがう だけど 気づけないのさ いつも背中で声を聴くだけ 胸のボタンがちぎれて空に飛ぶ… ああ ダメなぼくらでごめんなさい ああ ダメなぼくらでごめんなさい