■町絵師歌留多







風にさくらが 散り初めて
四条花見は 花の宴
笛と太鼓のにぎわいを
絵筆に語らせ 詠わせて
町絵師  宗達 若い春


故きを温ね ひもとけば
銀が焼けてる源氏絵よ
月は時代を歩み出て
嵯峨野のそらに冴えわたる
宗達 庵のこぼれ月


大和にあれば大和絵の
流れうねりを 汲みあげて
気色 花色 にじませよ
あすは天下に昇り龍
宗達 巌の 独り酒