土手道をふさいで、腰までの高さの鉄さくが立っている。その一部分は押
せば開くようになっている。禁止の札はない。だが、だれでもそこを自由
に出入りしてもかまわないとはおもえない。そんなことをしたら、車もひ
とも危険にさらされる。
料金所のところからなら這入れるのだろうが、土手から二百メートルく
らいむこうだから、バイクでたんぼの中の道−アスファルトがまだ黒々と
している道−を通って土手へ来てしまうと、ややこしい。
散策という無用の用でも、歩道へは料金所からでないと這入れないとい
うのは、めんどうだ。気晴らしにきて、気がめいる。いつものように、橋
をながめるだけでひきあげたほうがよさそうだ。
2006.8.2